ソーシャルゲームに学ぶ需給|株式投資勝ち方の基本は心理の先取り

現在はスマホゲーム、アプリという形のゲームが主流であるが、以前はガラケーでも参加出来るウェブ上のゲームが主流であった。ソーシャルゲーム、通称ソシャゲだ。

ソーシャルゲームは進めていく上で必要なものが大きく2つある。

カードや武器・防具などキャラを強化するもの、それと体力を回復するための時短アイテムだ。現在はトレードの出来ないゲームが多いが、以前はトレードという機能が多くのゲームにあった。

このソーシャルゲームは筆者自身もハマってよくやっていたが、株式投資、デイトレードの役に立っている。本記事ではソーシャルゲームと株式投資を比べ、人の心理を考えていきたい。

ソーシャルゲームについて知る

ソシャゲの仕組みを知らない読者もいるだろう。最初に少し説明したい。

以前流行っていたプロ野球カードのゲームで説明するのがわかりやすいと思う。

無料で出来るガチャと有料ガチャがあるのだが、当然有料ガチャでしか誰もが欲しがるような強力なカードをゲットすることは出来ない。ここで課金者と非課金者が分かれる。

スタミナを回復するような時短アイテムも基本的には有料で買うことになる。ただしストーリーを進めていくことで回復アイテムは少しずつ無料で得ることも可能であった。

有料ガチャが1回300円、回復アイテムが1つ100円として説明していく。

このゲームにはいくつか強くなるポイントがあった。

・強力なカードをゲットする
・カードのレベルを上げる
・時短アイテムを使って効率よくミッションをこなす

言わばゲームにおける価値はこの3つに集約される。

強力なカードをゲットする

有料ガチャをすれば強力なカードをゲット出来るかも知れないという考えがある。

そんな希望を持って多くの人がガチャを回すのだが、当然その排出率も低い。また、最もレアリティが高いカードであっても、目当ての選手のカードではない場合もある。

投手カードが欲しいのに内野手のカードが出ることも日常茶飯事だ。

逆に内野手を強化したいのに投手カードが出た人もいる。

ここで活躍するのが「トレード」だ。

トレードはカード同士、もしくはカードと回復アイテムのトレードが可能であった。

無課金者が強力なカードをゲットするためにはここしかない。ストーリー、シナリオを進めることやイベント報酬などでもらえる回復アイテムを集め、トレードでゲットするのだ。

トレードはオープン市場

プロ野球カードゲームで説明をしているが、以前は多くのゲームで同様のシステムを使っていた。ゆえにほとんどのソシャゲにおいて共通して言える内容になっている。

トレードというのは株式市場と同じであり、自分が欲しいものを設定して市場に出せる。

例えば2000円で売り指値を入れるように、回復アイテム300個で売りたいという指値を出せる。

そしてその設定をした瞬間、ゲーム内の全てのユーザーがその情報を見ることが出来るようになる。

需給が一致すればそのトレードが成立するという仕組みだ。当然買い手は早い者勝ちとなる。

カードの価値の変化

カードの価値は日々変化する。その価値を推し量るのにもトレード市場は役に立つ。トレード市場を見ていると時に大きな変化が起こる。

・新規の強いカードがリリースされた時
・新しいスキルが出た時
・新しい連携が追加された時

概ねこの3つだ。カードはステータスという数値のみでなく、スキルであったり、他の特定カードと組み合わせることで連携という強力な追加効果を発揮することもある。

このスキルや連携が多く、希少価値の高いものを有しているカードほど高価になる。

また、ちゃぶ台返しなどと揶揄されていたが、突然今までのカードがゴミ化してしまうくらい強力なカードがリリースされる時期がある。まさにストップ安になるようなIRだ。

株式投資やデイトレードになぞらえて考えるのは後にして、もう少しこのソシャゲの世界について知って欲しい。株式投資をしている人にとって無駄ではないはずだ。

回復アイテムを稼ぐために

回復アイテムはゲーム内のカードを売買するために使われる。つまりお金のようなものだ。

カードに興味はなくとも、適正レートより安く出品されればそれを購入し、転売することで利益が出る。また、LV1のカードを適正レートで買い、レベル上げをして付加価値をつけて売る人もいた。

だが、最も儲けるためには既存カードの中で本来の価値より低い評価がついたカードを買い、市場で評価されるまで待ってから売りに出すような転売ヤーであった。

ゲームの仕組み、需給を考え、そのスキルや連携は価値があると判断するも、キャラ人気などであまり高額になっていないカードもある。しかしそういうカードの評価はいずれ一変する。

勝つために必要なカードというのはテンプレ化していく。

勝つためにはこのカードとこのカードの組み合わせが必須というように周知されていくのだ。

そこで取り上げられたカードの価値は2倍にも3倍にもなる。

事前にその予想をしてそのカードを買っていた人は多くの利益を得ることが出来る。

しかしそうやって寝かせている間に高スキルの新規カードが出てしまえば無駄になることもある。

まさに株式投資と同じであった。

株式投資とソシャゲの比較

これらソシャゲのトレード市場はスイングトレード、デイトレードの両方に通ずるものがある。

まずはスイングトレードだ。

筆者はなかなか重い腰が上がらないのだが、投資先を見つける時にその会社の過去数年分の業績だけでなく、どのような事業分野でどのような進捗状況か、見通しはどうか。

などなど自分自身できちんと調べている人は多い。

それだけではない。

その分野のライバル企業にはどのような会社があるか、そしてその業績はどうかなど、同業種の動向についても細かく調べることでその確実性を増す努力をしている。

1.スキルや連携を調べて有効性を考える
2.他の似たポジションのカードやスキル、連携の評価も調べる
3.現在値よりも価値があると判断したら買って寝かせる
1.業績や提携先を調べて今後の見通しを考える
2.同業種の業績や提携先の企業についてもきちんと調べる
3.将来性があり、現在値を安いと判断したら買って寝かせる

かなり似通っているのがわかる。ソシャゲ経験が長い者であれば、株式投資初心者であってもこのような考え方にはすぐ行き着くことが出来るだろう。

デイトレードとソシャゲの関係

一見時間の流れがのんびりしているようだが、ソシャゲ界の時間はかなり速い。

たった数千人~数万人の参加者であってもトレード市場は常に監視されているように感じた。誤ったレートで安く出品が行われれば秒で成立してしまうのだ。

何か思い当たらないだろうか。そう、イナゴトレードだ。

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殿様イナゴのつぶやきや、投資顧問などから無料銘柄、有料銘柄が発信された場合、その瞬間多くの人が当該銘柄に集中することになる。とんでもない速度で買われるのだ。

どんな道にもプロがいるように、ほぼ確実に勝てる、プラスに出来ると思える場面には必ずライバルがいる。

ちなみにソシャゲ界においてもRMT(リアルマネートレード)というのが横行していて、回復アイテムがヤフオクなどで売られていて実際のお金に変換している人もいた。

だからこそトレード市場を使って回復アイテムを稼ぐのに必死な人もいたのだ。

現在ではそのような対策も兼ねてトレード機能がほとんどのゲームでなくなっている。

値崩れ・暴落相場も酷似

新しく強いカードが排出された場合や、同一ポジションでもっと使えるカードが判明した場合などは一気に売りが優勢となる。回復アイテム1000個の価値から一気に100程度まで落ちたこともある。

ヤフーファイナンスのようにゲーム専用の掲示板もあった。

そこで名の知れた人が「もう使えなくなった」とひと言書くだけで真偽もわからぬまま大きな変動もあった。

そのような暴落相場となれば売りが売りを呼び、必要以上に値を下げることもある。

そしてそこを買い漁り、値が戻ったタイミングで売る逆張りトレードも出来た。

このままでは価値がなくなってしまう、一刻も速く売らなくてはという恐怖心、焦りから安くても売ってしまおうと、我先に、自分だけは損しないようにと値を下げて売ろうとする。

その行動を複数人が取ることで大きな値崩れとなるのだ。

人数は株式投資と比べるとソシャゲ界など微々たるものだ。

しかしそれは株式投資の、いや、人間の心理の縮図とも言える。

共通しているのは心理

ここまで見てきて、ソシャゲと株式投資の世界、価値の移り変わりはそっくりだとわかっていただけたと思う。真剣さが違うというような意見をお持ちの方もいるだろう。

しかしそんなことはない。

ソシャゲをやってみればわかる。やはりプロと呼ばれるような人がいるのだ。

どんな道にも真剣に取り組み、頂点を目指す者がいる。

eスポーツというのをご存知だろうか。ゲームの勝負だ。あれだけ害とされてきたゲームに世界大会があり、多額の賞金も出る。決してバカにしていい世界ではない。

どんな世界であっても頂点を極めるというのはとてつもなく大変なのだ。

真剣にやっているからこそ、そこに反映されるのは最終的に人間の心理なのだ。

ソシャゲのトレード市場も株式市場も人間の心理がカード価値、株価に反映される。

現在の需給と将来の需給

現在のカード価値、株価はまさに今の需給を表す。

そして将来の需給は誰にもわからない。ただし現在の環境から将来の需給を予測することは可能だ。背景などを調べれば調べるほど、真剣に考えれば考えるほどその的中率は上がる。

  1. これがこうだから、近いうちにこうなるだろう。
  2. こうなれば人はきっとこう思うはずだ。
  3. その場合、価値はこうなるだろう。

このように心理の先取り、需給の先読みをすることこそ勝ちへの近道だ。

もちろん外れることもあるだろう。しかし決して無駄ではない。そこで自分の考えが間違っていたことを素直に認め、受け入れることでさらなる成長につながるはずだ。

それを受け入れられずに意固地になっていると破滅へのプロローグとなる可能性もある。

何事にも真剣に取り組み、時には誤りを認めることで成長する。

これもどの分野であっても共通事項だ。

タイミングが重要

カードの価値を考えていると突然閃くこともある。大きな気付きがあるのだ。もちろん株式投資で業績などを調べている人は同じように閃くことがあるだろう。

周りが気付かない中で自分だけが知っているように思いがちだ。

しかし実際はそんな都合の良い話などない。

もし1番最初に気付いたとしても、すぐに誰かも気付くことになる。

徐々に株価は上昇していくことになる。そしていずれは漏らす人が出てきて周知される。自分が気付くことが出来たのであれば、周りも気付くことが出来ると考えるべきだ。

自分だけが特別気付くことが出来るなどと思わないことも大切だ。

それゆえ、気付いたら即行動というのが鉄則となる。

まずは買ってしまい、その上で本当に正しかったのか考えるという順序が正解だ。

実際に気付きというのが将来的に現在値より上がるだろうと思える気付きのはずであり、それが周知されずとも下がるような内容ではない。だからこそ買うのに迷う必要などないのだ。

地合いなどで下がってしまうリスクを考えているうちにジワジワでも株価が上がってしまってはせっかくの閃き、気付きを無駄にしてしまいかねない。

まずは買う、買ってから迷う。これを教えてくれたのは他ならぬソシャゲだった。

チャンスは至るところにある

ソシャゲからこのようなチャンスを得られるように、実生活の中では様々な場面からチャンスを得られる。至るところにヒントが転がっているのだ。

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遊園地の新エリアを実際に体験してみてどう思ったか。

お店の対応はどうか、子どもが何に興味を示しているか、などなど本当にたくさんのヒントがある。

日々の生活の中にアンテナを張っておき、いかに自分だけの情報を掴めるか、そしてヒントを得たらそれが自分だけのものと過信せず、すぐに行動をする。

株式投資の勝敗は常に紙一重なのだから。

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まとめ

ソーシャルゲームに良いイメージを持っている人はあまり多くないかも知れない。しかし本当に株式市場に似ている部分は多く、株で勝つためのヒントもたくさんあるのが事実だ。

興味を持たれたら、是非一度ソシャゲの世界を覗いてみて欲しい。

また、ソシャゲに限らず日々の生活の中で様々なヒントを得ることが出来る。

どんなことでも自分のプラスにつなげられるような生き方をしたいものだ。

参考までに筆者が登録している投資顧問無料メルマガの中でもよく使う2サイトを掲載しておく。無料銘柄だけでなく、相場概要についても無料で配信されるので重宝している。

また、株の学校というサイトがトレードスキル向上のための無料メルマガを開始した。こちらはデイトレ、スイングどちらも参考になるはずだ。

しかしメール数が多く来るため、プライベートメールで登録するのはオススメしない。

無料メルマガ専用のアドレスを作っておくのがいいだろう。

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どちらもフリーメールで登録出来、個人情報を入れる必要もないのが嬉しいところだ。