実生活で得る株式投資のヒントの見つけ方|子どもの声に耳を傾ける

普段何気なく生活している中にも株取引に生かせるチャンス、ヒントはたくさんある。株価は景気の先取りなどというが、個別銘柄ではそんなことばかりではない。

実生活の中にあるヒントを使うことで株価を先取りすることも可能だ。

まずはニュースというのがどれほど株価に影響を及ぼすのか、過去の例を挙げて紹介する。

その後、実生活の中で得られるヒントの見つけ方、その効果についても詳しく解説していくので最後までお付き合いいただきたい。

過去のニュースにあったテーマ株

そんなことで株価が上がるのかというケースも多く、何がチャンスになるのかわからない世界ではあるが、日々の生活で目にするニュースの中にチャンスはたくさんある。

これらはニュース発端の立派なテーマ株だ。業績うんぬんよりもそのテーマに関連しているかどうかだけで買われる。テーマさえ間違えなければ皆で勝てる素晴らしい動きと出会える。

過去に大きなチャンスとなったニュースをピックアップしてみたい。

2008年、夏季オリンピックが北京で開催された。

新しく水圧抵抗の少ない水着が完成し、その水着を着た選手の活躍が目立っていると話題になった。そしてその会社の株価は信じられないほどの上昇を見せたのだ。

ニュースで取り上げられてから買うのではなかなか勇気が必要な水準になってしまっている。

もしも活躍する選手の水着にニュースより先に注目している人がいれば、それはとんでもない利益につなげることが出来たはずだ。実際に何人かはそういう人もいただろう。

北京オリンピックに限らず、スポーツ大会などでは活躍した選手が身に付けていたメーカーや所属会社の株価に大きな変動が度々起こる。

オリンピックを前に出場選手、特に日本人のメダル有力候補が身に付けるメーカーや所属先をチェックしておくと先取り出来る可能性は高まる。

医療・ウイルス関連

新型インフルエンザが世界で大流行した年を覚えているだろうか。2009年のことだが、パンデミックという言葉がメディアの間を駆け巡っていた時期だ。

当時マスクが急激に品薄となり、マスク関連銘柄の株価が軒並み暴騰した。

確かに物理的に一般人が拡散予防、感染予防出来るのはマスクしかない。

だがそれでここまで上がるものなのかと驚くしかなかった。

次はエボラ出血熱関連だ。2014年に流行した際、連日ニュースになっていた。2013年に一世を風靡した後、大人しくなっていたバイオ関連株が一斉に動意づいた。

エボラ出血熱の治療薬や予防薬を作ったわけでもないのに、エボラ関連のIRを出したバイオ株はストップ高に張り付くなど、過熱感のある市場となっていた。

インフルエンザに関しては度々流行があるため、その都度上昇する銘柄もある。

チェックしておいて損はないだろう。

その他のニュース

2001年、皇后様、当時の皇太子妃、雅子様がご懐妊となり、愛子様がご誕生となった。

その時はまだ筆者は株式投資を始めていないのだが、ベビー用品を取り扱う赤ちゃん関連銘柄が暴騰となっているニュースを見た。赤ちゃんが増えたわけではなくとも上昇したのだ。

その後も各国の皇室ベビーニュースがある度にやや動意づく場面がある。

また、2011年3月11日の東日本大震災では、14:46発生から10分少々で多くの銘柄にリスク回避の売りが出た。その反面、インフラ関連はこの短い時間にかなり買われた。

北朝鮮のミサイルが多く発射された2017年には防衛関連銘柄が度々買われた。

何でも利益につなげようとする姿勢は行き過ぎると批判の的となる危険性も含むが、そこまでする根性というのは見習うべき部分も多い。

その後で原発反対運動の際、太陽光発電関連銘柄が買われたのは見事だった。

名称に関する銘柄

直近では新元号が何になるかという話題で買われた銘柄もある。

事前調査では「安」という字が使われるのではないかというアンケート結果が多く出回っていた。それを受けて「安」という字が使われている企業が買われた。

実際には「令和」となり、「安」という字は使われなかったわけだが、今度は「令和」「レイワ」という文字から連想される企業がこれもまた業績と関係なく買われた。

面白いところで言えば、13日の金曜日と言えば多くの人がジェイソンを思い出すだろう。

名前がそのままである企業があり、こちらは年に数回ある13日の金曜日に向けて買われることが多い。今ではかなり周知の事実となってしまったため、あまり効果はない。

やはり周りが知らず、限られた人のみが知っているという状況がおいしいのだ。

少し主旨は違うが、噂で買って事実で売れという格言に近いものを感じる。

ニュースから得る情報のまとめ

この記事を読むと株価の先取りは簡単なように感じてしまうかも知れないが、これはあくまでも結果を見てから考察しているからだ。実際に経験するとわかる。

オリンピックに熱狂している時は純粋に応援しているだろう。

新型インフルエンザがパンデミックと言われれば防除に専念しているだろう。

新元号の予想も単純に仲間内で楽しむ程度だっただろう。

株価が上がってから気付くことばかりだ。

次こそは次こそはと思う人は多いが、それだけアンテナを張っていてもいざとなると気付かないものなのだ。それでも事前にメモ書きなどを残すことで気付く確率は高められる。

どんなに小さなニュースでも株価が爆発する可能性はある。

注意深く世の中の動きを見ておきたい。

テーマ株というのはデイトレにおいても大きなチャンスとなる。絶対に掴みたい。多くの銘柄の値動きを同時に把握出来るトレード環境は絶対に用意しておきたいところだ。

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実生活の中から得られる上昇株のヒント

ニュースよりも何よりも生活の中で、自分自身が肌で感じることが出来れば株価の先取りは可能だ。ニュース以上に難しく感じるかも知れないが、そんなことはない。

例えば外食産業や娯楽施設などは人々の大衆心理を強く示す傾向にある。

以前、筆者の家の近くにはカラオケまねきねこがあった。当時はまだカラオケ店としてはマイナーで名もあまり知られておらず、シェアも低い部類だった。

しかし飲み物の持ち込み自由、室料が格安ということもあって中学生、高校生たちの間で人気が高まっていった。また、運営するコシダカホールディングス<2157>は株主優待制度でカラオケまねきねこにて使える金券をかなり優遇された割合で提供した。

株主が利用する機会も増え、数年のうちに大人気カラオケ店へと発展した。

思えばガラガラだった店内が学生で賑わうようになった時、筆者はそれを感じることが出来ていた。しかし残念ながらそこから株価への流れを考える力がなかった。

飲食店の実例

物語コーポレーション<3097>が運営する焼肉きんぐも同様だ。筆者が最初にこの焼肉店を目にしたのは約10年ほど前になる。当時は焼肉店が出来ては潰れていく有名な場所だった。

しかしそこに作られた焼肉きんぐは今でも現役で行列が出来るほどの人気店となっている。

最初に行った時、店内はガラガラで「またここも潰れるのは時間の問題だろう」という感覚が自然と出てきたのを覚えている。しかし味は今までの焼肉食べ放題の中ではダントツだった。

そう、この時きちんと自分でおいしいと感じたのだ。まさに大ヒントだ。

それから人気店となるまでそんなに時間はかからなかった。

もちろん株価もうなぎのぼりだ。

トリドールホールディングス<3397>が運営する丸亀製麺も同じく急成長したクチだ。初めて食べた時、そのうどんのコシに驚いた。これが本場のうどんのコシか、と感動した。

それから常連となり、何度も足を運ぶようになったが、客の数が増えているのを実感した。

株価も当然ぐんぐん上昇した。

しかしある時期を境に食べに行った時のうどんのコシにムラが出来るようになっていた。恐らくは湯で時間の問題なのだろうが、以前のような強いコシがなくなっていた。

店内の清潔感も以前とは違ってきていた。

フランチャイズ制で店が乱立した時期もあり、店によって質が行き届かないところも出てきたのだろう。筆者は常連となっていた店舗に行かなくなった。客足も遠のいた。

そして株価を確認すると下落をしていたのだ。

それまで上昇が続いていた反動ももちろんあるだろうが、客は店の質に敏感に反応し、客足は株価に敏感に反応するということを改めて実感させられた。

しかし近くの大型スーパーのフードコートにある丸亀製麺は以前と変わらぬクオリティーを持っているため、筆者はよくそこに食べに行く。

子どもから得られる業績回復のヒント

日本マクドナルドHLDG<2702>について考えたい。

こちらも飲食店だが、子どもから得られるヒントは大きかった。

BSE問題を始め、外食産業の中でも牛肉を扱う店には厳しい時代が続いた。マクドナルドは格安ハンバーガーなど様々な路線を打ち出したが、大きな効果は得られなかった。

世間でもマクドナルドはもう無理という声が聞かれるようになった。

やや高級志向のハンバーガー店が代わりに台頭し、このチャンスに新しく出店するところも増えていた。しかしこの後に待っていたのはマクドナルドの大逆転だ。

現在では土日にドライブスルーをしようとすると10分以上待つこともある。

店内も混雑している。

20年近く前、店内は若者が多かった。高校生、大学生も多かった。

しかし現在の客層は家族連れという構図が大半を占める。特に子ども連れが多い。ハッピーセットなど子どもの心を掴むメニューの充実が功を奏した形なのだろう。

子どもが行きたがれば当然家族の食事はそのお店で取ることとなる。

そうなれば客グループの単価は必然大きく跳ね上がる。

マクドナルトはもう無理とまで囁かれたところからここまでの大逆転を誰が予想出来ただろうか。子どもの気持ちに寄り添ってお金のことを考える。

そんなことでも出来ない限り難しかっただろう。

しかし子持ちのトレーダーであればそれを感じ取ることも出来たのかも知れない。

ゲーム関連銘柄の判断

筆者は仕事で子どもと多く関わっていた。中学生たちからパズドラが学校で流行っていることを聞いて驚いたものだ。まさか中学生がそんなにもスマホを持っているとは。

そして学校で話題が持ち切りになるほど流行っているとは。

当時パズドラを運営するガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>の株価は1年間で安値から約100倍にも跳ね上がっていた。

アベノミクスバブルでもあり、当時は様々なゲーム関連株が買われていた。

少し昔話を交えるが、筆者が大学生の頃、SNSと言えばmixiだった。

mixiを運営するのはミクシィ<2121>だ。ツイッターやフェイスブックなど新しいSNSサービスに乗り換える人も多く、mixiはもう終わったという人が多かった。

しかし当時の中学生はmixiを使っている人が多く、聞いてみると学校でSNSをしている人はみんなmixiなのだという。一周回ってという言い方がまさにピタリだ。

確かに日本人向けのわかりやすいユーザーインターフェイス(UI)はmixiが一番だろう。

中学生はそのわかりやすさを好んだのだ。

それだけではない。

ミクシィはゲーム関連にも積極的に関与し、ついにモンスターストライクというメガヒットゲームを生み出した。当時のCMはあまり受け入れられるものではなく、筆者は好印象を持たなかった。

中学生に最近もパズドラが流行っているのか聞いてみた。

すると「何を言ってるんですか!今はモンストでしょ!」と即答。

中学生の多くがモンストに熱中しているというのだ。パズドラの時と比べてどうかと聞いてみると、同じかそれ以上に学校中皆がやっているというのだ。

アベノミクスでも反応せず底を這っていたミクシィの株価はこのモンストを契機に30倍まで跳ね上がった。当然筆者の立場ではまだ間に合った。

株価においては初動さえ見えない時期に知ることが出来たのだ。

残念ながらこの時期、筆者は株式市場から一時的に離れていてこの恩恵を受けられていない。だが身近なところにヒントがあると学ぶ良い機会になったと今でも思っている。

筆者の成功談

多くの人は他人の成功談になど興味はないだろう。

多くを語るつもりはないので安心して欲しい。

ただ単純に少しでも何か感じてもらえたらという思いだけで書く。

2017年5月、投資顧問会社が発信している無料メルマガを読んでいると、ビットコインのことについて書かれていた。2015年末から2016年にかけて、フィンテック関連銘柄がテーマ株となった。

その時もブロックチェーンのことについて書かれていたが、あまり興味を持たなかった。

今回はビットコインというものについて書かれていて、妙に惹かれるものがあった。

気になって調べてみると、取引所もあり、見に行くと板の見方さえわからない中で激しく売買が行われていた。衝撃的だった。しかしいくら調べてもあまり情報がない。

つまり限られた中でしか有名ではない物だったのだ。

周知されているものではない。

久々にこの感覚を得た。これから周知が進めば確実に伸びる業界だと感じた。

すでにビットコインなど仮想通貨(暗号資産)は数倍になった後だったため、普通に考えればリスクを考え買うべきではないかも知れない。だがこれは普通ではない。

これから周知されるはずだ。

ここでリスクを取らなければまた後悔することになる。

やらずに悔やむよりやって悔やむ方がいいと強く感じた。

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もうせっかくの情報を逃したくないという思いも加わり、筆者は仮想通貨の世界に飛び込んだ。実際にテレビなどのメディアが大きく取り上げたのは年末の12月だ。

それまで仮想通貨は二次曲線的に成長を遂げた。

株価ではないが、ここで初めて情報の先取りが出来たのだ。

周知される前に先取りし、後から世間が追い掛けてきた時、どれほどの利益が出るのかよくわかったつもりだ。さりげなく読んだ無料メルマガからここまで発展したのだ。

どんな小さな情報であっても使い方によって、受け取り方によって有益となる可能性がある。

日々の生活の中にもアンテナを張り巡らせておきたい。

筆者はもう一度だけでもこのようなチャンスをモノにしたいという気持ちでいる。

まとめ

いかがだっただろうか。何気ない毎日の中に株式投資のヒントがあることを実例を交えて書いてきた。デイトレード用銘柄のヒントもあればスイング用銘柄のヒントもあるだろう。

特に子どもたちの話題に大人が気付くのはかなり遅れる傾向にある。

子どもたちが好きなアニメやその時その時で話題になるゲームなどにも耳を傾けることは大切だ。子持ちトレーダーは親であることのメリットをフルに使うようにしよう。

日頃から子どもとたくさん触れ合うことでパートナーの機嫌も良くなり、情報を仕入れることも出来、良いことずくめとなるはずだ。

参考までに筆者が登録している投資顧問無料メルマガの中でもよく使う2サイトを掲載しておく。無料銘柄だけでなく、相場概要についても無料で配信されるので重宝している。

また、株の学校というサイトがトレードスキル向上のための無料メルマガを開始した。こちらはデイトレ、スイングどちらも参考になるはずだ。

しかしメール数が多く来るため、プライベートメールで登録するのはオススメしない。

無料メルマガ専用のアドレスを作っておくのがいいだろう。

株の学校ドットコム無料メルマガ

ゴールドリサーチ投資アドバイザリー

勝ち株ナビ

どちらもフリーメールで登録出来、個人情報を入れる必要もないのが嬉しいところだ。