雲抜けの高値ブレイクを狙うスタイル|本物の急騰銘柄を探せ

トレード手法に完璧なものは存在しない。何かを生かそうとすれば何かが生きなくなるものだ。今回紹介する雲抜けの高値ブレイクを狙った手法は大きな勝ちを狙うことが出来る。

だがその反面、中途半端なことをしたり安易な行動をすれば大きな損につながる。

この高値ブレイク狙いのメリットは損小利大のトレードをしやすいところだ。

損大利小に苦しんでいて、なんとか改善したい人は是非参考にして欲しい。

損大利小のトレードを直したい

多くの人が苦しむこの損大利小だが、以前も書いたように人間の本能はもう自然と損大利小になるよう出来てしまっている。ゆえにそう簡単に直すことなど出来ない。

だがそれでも出来るだけ損小利大のトレードに近付けたいのであれば道はある。

それこそが高値ブレイク狙いのトレードスタイルだ。

この高値ブレイク狙いは急騰を狙う手法になるため、読みが当たった時の破壊力は随一だ。短い時間軸で大きな利益を上げやすいことが大きな特徴となる。

繰り返すがもちろん「読みが当たった時」はの話だ。

急騰から雲抜け(※雲抜けについては後に解説する)を狙ったものの、まさかの騙し上げとなり即含み損になってしまうケースもある。

そんな時は素直にロスカットをするのが定石だ。

ブレイク、そして急騰を狙って買った以上、それが不発になれば仕切り直しするのが正しい。そこまで出来て初めて損小利大のトレードスタイルに近付ける。

ここでロスカットを嫌うようなら初めからブレイク狙いなど止めた方がいいだろう。

雲抜け狙いのトレードとは

雲というのはチャートの一目均衡表を使って算出される一種の指標だ。

一目均衡表では5本の線が引かれるが、その中の先行スパン1と先行スパン2の間にある幅のことを雲という。ここを明確にロウソクで上抜けすれば急騰期待が高まる。

そのため、この雲抜けのタイミングを狙った高値ブレイクは効率的と言われている。

先行スパンだなんだと考えるのは正直面倒だという人の方が多いだろう。

その場合は直近1~2か月の日足チャートを見て、出来高が多く集まっている価格帯を考えれば良い。多くの人がその価格帯で売買した痕跡があれば、その位置と雲の位置というのは大差ないはずだ。

ロスカットが出来ない人が陥る罠

ロスカットが出来ない人、これを読んでいる人のほとんどが該当することだろう。

筆者自身もロスカット出来ない病はちょくちょく顔を出し、自分自身を苦しめる。

高値ブレイク、雲抜け狙いというのは言わずもがな順張りだ。上がっていく株の最も勢いがつくタイミングで自身も加勢し、上昇気流を作り上げる手法なのだから当然だ。

順張りで、急騰狙いで買った株をロスカット出来ない人間は非常に危険だ。

株価が上がった場合、上がる前の株価との間に下げシロが出来るという考え方も出来る。後ろ向きな考え方にはなるが、行って来いチャートになる可能性も考える必要はある。

ある程度上昇した株を買ったものの含み損になってしまった。

その場合はその時点で勢いを失っている。もはやそこから先は順張りとならない。

下手にナンピンでもしようものなら含み損は膨れ上がり、損小利大どころの話ではなくなる。損大利小でもなく、損特大利小という最悪のトレードを重ねることになる。

ブレイク狙いからのナンピンをすることで、時にラッキーパンチによる大勝ちも起こるだろう。

予想以上に膨れ上がった株数で大きな上昇となればドーパミン噴出放出間違いなしだ。

そしてそんな間違った勝ち方を覚え、結局後の破産を招く。

よくある退場劇だ。絶対にこの流れには飲み込まれないで欲しい。

損切り貧乏が最大の敵

ロスカットの出来る人がブレイク狙いをすれば常勝で大儲け確実なのかと言ったらこれも違う。

冒頭で触れたように、トレード手法に完璧なものなどない。

ブレイク狙いをすることで攻撃力重視のトレードスタイルになるわけだが、同時に防御力が失われる。そのためロスカットが出来ない人は一発で退場クラスの負けを喰らう。

そうならないために防御力を高める方法はロスカットを素早く行うことだ。

高まったはずの防御力だが、今度は損切り貧乏という敵が出現する。

あまりに見切り、諦めが早いためにブレイク狙いの成功率が低くなってしまうタイプだ。少し含み損になっただけでさっさと逃げるため、大負けはしにくい。

しかしあまりに早過ぎるロスカットは成功を逃すことにもつながる。

機会損失の増加

ブレイク狙いの基本はブレイクに加勢する形で買いを入れるやり方だ。

なぜならブレイクと同時に株価がはるか上空までぶっ飛ぶことがあるからだ。

「ブレイクしたら買おう」

などと考えている人を完全に置いてけぼりにし、さらなる高値で買わせる流れとなる。

バブル相場ではこのような値動きは日常茶飯事なのだが、そんな良い相場ばかりというわけではない。そうなるとブレイク直後に押し目を作り、その後の第二弾でぶっ飛ぶ。

こんなケースも見られる。もちろんそのまま下落もあるから注意だ。

このような時、いったん売るも再度ブレイクに向かうタイミングで買い直しをするのが最適解となるのだろうが、なかなかそこまで臨機応変に出来る人はいない。

ブレイク狙いの手法をメインにしているプロトレーダーならまだしも、そうでなければこの動きをやれと言われても無理だ。

第二弾でぶっ飛ぶケースはブレイク狙いのブレイカー殺しとなる。

第一弾のブレイク狙いがロスカットをしたような頃合いを見計らって急騰が起こる。

このような小さな負けを繰り返す負け方、すなわち損切り貧乏になりやすい。

また、その後の上昇を繰り返し見てしまうことで徐々に精神はおかしくなっていき、最終的にはロスカットが出来ない側の仲間入りとなってしまうリスクもある。

これだけは絶対に避けるようにしたい。

高値ブレイク狙いも買値がモノを言う

ブレイク狙いは急騰狙い。急騰を掴むのであれば買値が数ティック違えど関係ない。

そう思うのも無理はない。そしてその指摘は間違っていない。その通りだ。

それなのになぜ筆者が買値にこだわることを勧めるのか。

それは上記の損切り貧乏や機会損失の回避率を上げるためだ。

ブレイクを狙って買いを入れる時、心は真っ直ぐ前を向いている。自分の買いも相まって大きな上昇をするだろうと信じて疑わない。それでいい。それでこそ買いが入れられる。

だが、買った直後にブレイクに向かわなかったり、少し含み損になるとすぐに心は臆病風に吹かれる。この臆病風に吹かれることで大損回避は出来る。

だが小さな負けを積み重ねやすくなる。

臆病になるのは損失を意識した瞬間、つまり含み損を見た瞬間だ。

ならば含み損にならない位置で買えばいい。

当たり前のように無理難題を書いたように見えるだろうが、そんなことはない。

ただ、少し語弊があるかも知れないので、言葉を付け加えよう。

ブレイクのタイミングで含み損にならない位置で買えばいい

詳しく見ていこう。

ブレイクではなくブレイクに行く雰囲気を買う

ここでは「そんなものわかれば苦労しない」という反論はないだろう。

恐らく経験でわかっているはずだ。ブレイクに行く時の雰囲気を、そしてブレイク狙いがうまくいかない人はどういう位置でブレイク狙いの買いをしているかを。

流れを見たい。

※1500円の位置に雲があり、現在1450円と仮定する

1.株価が緩やかに上昇し、買いが増える
2.1496~1499円あたりの売り板が厚くなり1500円にラスボスクラスの売り板が出現する
3.1490円前後で揉み合いとなる
4.徐々に1496~1499円の板を食い、ラスボスとの対決となる
5.ほぼ確実にラスボスを撃破する
6.一気の上昇or同位置に裏ボス出現で株価下落
7.そのまま力尽きるor第二弾で裏ボス撃破の急騰

いかがだろうか。異論はないと思われる。

そして多くのブレイク狙いは4番か5番で買いを入れる。時間効率的なもの、それから出来るだけブレイクに向かわない時のリスクを避けたいからだろう。

これも損失回避の法則、プロスペクト理論に通ずるものがある。

だがもう一度この流れをよく見て欲しい。そして想像して欲しい。

いつものブレイクに向かう時の動きを。

正しいブレイク狙いの買い位置とは

4番、5番は確かに仕上げの場所だ。

時間的に見てもすぐに白黒つくように感じて効率的に感じる。

しかしよく考えてみると最も未知なる場所を買っていると言えないだろうか。

1、2番の動きが起こると3~5番に向けた動きになる確率は非常に高い。決め付けるのはNGだが、この流れになる確率は決して低いものではないのだ。

そもそも1、2番の動きを見た時に目を付けているだろう。そして3番の動きになって注視するようになり、4番、5番の動きに移行すると思った瞬間に買いを入れているのではないか。

やはり1、2番の動きを見た時から5番までの値動きを頭で想定しているのだろう。

だがラスボス級の売り板を破壊した後はどうなるか未知数だ。ラスボスを倒すことに多くのトレーダーが力を使うことも事実であり、そこでいったん押すことも多い。

そのまま飛んでいってしまうこともある。やはり最も未知なる場所なのだ。

デイトレを仕事として行うのであれば、専業デイトレーダー、兼業デイトレーダーを目指すのであれば確率が高いところで勝負を繰り返し行っていくのが定石となる。

そう、ならば買いは2番の動きを確認した時から、遅くとも3番までの間が正しい。

そこで買っておき、ブレイクは他力本願でいいのだ。

時間の拘束はやや長くなるものの、そんなに時間がかかるものでもない。買った位置がやや低いため、ブレイク後やブレイク前に押し目を作っても含み損とならない。

これで損切り貧乏になるほどの頻度でロスカットになる危険度も減らすことが出来る。

リスクについて考える

4番、5番の位置まで引っ張ってから買いを入れる行為はリスクを極力回避しようという思考からだろうが、リスクを避けようとすることで実はリスクを高めている。

デイトレードをしていると知らず知らずのうちにこういうリスクを取っていることが多い。

買値にこだわることを推奨しているが、買値にこだわることでリスクを増大させるケースもある。どんな議論もどこかをつつけばホコリは出るし堂々巡りにもなる。

だが、せめて自分のやりたいこと、自分の使う手法において最も効率的かつ確率の高い戦略はどのようなものか、整理して頭に叩き込んでおくといいだろう。

雲抜け高値ブレイク成功率を高めるために

ベストと思われる買い位置に関しては書いたが、それは結局リスク軽減のためでしかない。

肝心なのはブレイク時にそのまま急騰していく大成功を掴むことだ。

3番までの位置で買うことにより、セカンドブレイクによる急騰を掴める可能性も高まるわけで、そういう意味では成功率も少し上がることは間違いないだろう。

しかしそれ以上に成功率を上げるにはやはり個別銘柄の知識だろう。

関連記事

デイトレをしていて、スイングトレードをしていて気付いたことはないだろうか。マザーズ市場にありながらマザーズ指数が上がっている時ほど下がっている銘柄を。 そしてそんな銘柄ほどマザーズ指数が下がっている時に燦然と輝く陽線を出していることに[…]

初動と思われる銘柄を見つけても、行って来いチャートを作りやすいような癖の悪い銘柄だと理解しているのであれば最初から買わないという選択肢も取れる。

業績が良いにも関わらず押さえつけられるかのように株価が上がらなかったような銘柄でブレイクの動きに入れば高確率で大成功ともなるだろう。

このようなチャンスはいつどの銘柄に起こるか全くわからない。

自分が監視している銘柄の業績や決算スケジュールなどは面倒くさがらずきちんと調べて把握しておきたい。

無料情報やイナゴ情報にも注目

上記のような流れを踏まず、突然ぶっ飛んでいくような急騰もある。

元々目を付けていた銘柄でそのような急騰が起こると面食らってしまうのと同時に悔しさから飛び付いてしまうこともあるだろう。しかしそれはあまりにも危険だ。

ひと呼吸置いてなぜ急騰が起こったのか調べるべきだ。

まず考えられるのがイナゴトレーダーがイナゴトレードをした可能性だ。

これについては当該銘柄の証券コードや銘柄名をヤフーのリアルタイム検索してみることでわかるケースも多い。殿様イナゴの誰かが銘柄をつぶやいた可能性だ。

イナゴトレードについてはこちらを参考にして欲しい。

関連記事

イナゴトレードというトレード手法をご存知だろうか。今や知名度も高くなり、数も多くなったイナゴトレーダーだが、正しいやり方をしている人は少ない。 イナゴトレードは間違ったやり方をしていると信じられないくらいの速度で退場に追い込まれる。い[…]

それだけではない。有料投資顧問による情報発信であるケースもある。

これはこちらが知ることは出来ない。だがせめて投資顧問各社が発信している無料情報、無料メルマガは把握出来るようにしておこう。

関連記事

有料投資顧問の株情報を使ったことはあるだろうか。筆者はある。初めて情報サイトから受け取った銘柄の値動きを見た時は驚愕したものだ。それほど強烈な動きだった。 テレビなどのメディアで億トレ・億り人という言葉がよく使われていた時期があった。[…]

まとめ

少しの努力の積み重ねでデイトレの勝率は少しずつでも上げることが可能だ。後悔することのないよう出来ること、やれることは全部やるようにしよう。

ちなみに筆者は損小利大のトレードを目指してはいない。

性格上、損大利小を直すことは不可能と感じ、コツコツドカンを受け入れた上で勝てるように努力をしている。実際にデイトレードであれば損大利小でも勝てる。

良かったらこちらの記事も参考にしていただきたい。

関連記事

結論から言えば勝てる。問題なく勝てる。コツコツドカンという投資スタイルは完全悪のように扱われることが多いが、果たしてそうだろうか。人間誰しもが少なからずコツコツドカンになるはずだ。 プロスペクト理論というのがある。人間の損失回避思考理[…]

こちらは完全に余談だが、高値ブレイクなどはブレイクアウトと言われる。節目価格や売り板などをブレイク(break)、つまり壊すという意味から来るらしい。

しかしブレイクと言えばブレイクスルー(breakthrough)という単語もある。

『妨害な難関などを突破する』という意味だ。意味的にも合致するし、こちらの意味の方が知的で格好いいと思うのは筆者だけではないと思うのだが、いかがだろうか。

参考までに筆者が登録している投資顧問無料メルマガの中でもよく使う2サイトを掲載しておく。無料銘柄だけでなく、相場概要についても無料で配信されるので重宝している。

しかしメール数が多く来るため、プライベートメールで登録するのはオススメしない。

無料メルマガ専用のアドレスを作っておくのがいいだろう。

株マイスター

株株

どちらもフリーメールで登録出来、個人情報を入れる必要もないのが嬉しいところだ。特に株マイスターの配信は相場概要についてかなり詳しい解説がありとても有用だ。