株取引初心者は買値に拘る練習をした方がいい

デイトレードやスイングトレードなど、株式投資の初心者であれば買値に拘る練習をすべきだ。漠然と勝ちたい、儲けたいという希望を持つことは成長を妨げる。

具体的になりたいトレーダー像、求める未来を考えることだ。

株式投資初心者は負けて当然

株取引を仕事として食っている人は少ない。デイトレーダー生存率は5~10%とも言われ、相当狭き門として知られている。持ち越しをするスイングも専業トレーダーは少ない。

株取引のみで生計を立てるのは非常に難しいということがよくわかる。

それだけ難易度の高い株式投資で初心者がいきなり勝てると思う方が間違いだ。

最初は負けて当然なのだ。負けることを落ち込む必要はない。

先人達も負けることで成長してきたのだ。

負けることで打ちひしがれた気分にもなるだろう。時には死にたくなるほど落ち込むことだってあるだろう。それでも諦めたらそこで終了だ。諦めないことが大事になる。

そのためにはどのように練習すればいいのか考えよう。

まずは負けて当然ということを覚えておいて欲しい。

株取引の勝敗を決めるポイントとは

これから書くことは当たり前のことだ。だが当たり前のことでも意識されにくい部分だ。

・買値より高く売れれば勝ち
・買値より低く売れば負け

本当に当たり前のことだ。ではどちらになるか、勝敗を分けるポイントはどこにあるか。それも当然のことだが、買値と売値ということになる。この2つで勝敗は決まるのだ。

きちんとこのことを理解することは非常に深い意味を持つ。

勝敗ポイントは4つ

1.買値で成功し、売値で成功する
2.買値で成功するも、売値で失敗する
3.買値で失敗するも、売値で難を逃れる
4.買値で失敗し、売値でも失敗する

これも当たり前のことだが、なかなか意識されない部分だ。

ご覧の通り大負けになるのは4番だけなのだ。買値でも失敗し、売値でも失敗するようなパターンでしか大損にはならない。実は大損トレードをするハードルも高いのだ。

それほど難しいことなのに初心者はこの大負けを難なくやってみせる。

なぜ人は4番のトレードをしてしまうのだろうか。

コツコツドカンの性質もこれに似ていると言えよう。

輝く上昇株と右へならえの性格

トレード経験が浅く、銘柄の知識もまだあまりないうちは何を買えばいいのかわからないものだ。そこで登場するのが証券ツールのランキング機能だ。

このランキング機能を使い、新しい銘柄を発掘する。

そしてどのような業種、セクターなのか大して調べもせずに上昇株を買う。

パチンコやスロットなどでも出ている台が空けばすぐに誰かが座る。競馬で見ても勝ち続けている馬は人気になる。勝ち続けているからそろそろ負けるだろうとは考えない。

株で見ても上がっている株は輝いて見えることだろう。

このまま上がっていくように見えるのだろう。

よもや自分が買ったところが天井になるなんて考えもしないだろう。

日本人は右へならえの性格と言われている。生まれながらにしてイナゴなのだ。

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周りが良いと思って買い、上昇している銘柄に飛び付きたくなる性格をしている。これを繰り返していれば遠からずジャンピングキャッチをしてしまうことになる。

いわゆる天井買いだ。この時点で買値は失敗となる。

成功も失敗に変えるトレード

それだけではない。急騰株というのはすぐに含み益が作れる可能性も高い。

これは順張りトレードの性質として説明した。

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しかしデイトレに関して言えば一過性の上昇であるケースも多く、せっかく作った含み益をリカクしないでいると含み損に変わってしまうということも少なくない。

初心者のうちは漏れなくこれをする。

ある程度熟練してきたトレーダーであっても、行って来いチャートを何度も経験しているトレーダーであってもこれをやる。初心者がやらないわけがない。

買値がそこまで悪くなくても、含み益を静観し、それが含み損に変わってしまったのであれば、それはもう買値が成功から失敗へと変わってしまう。

含み益が出来ていたのならば買値は成功していたはずだ。

うまく上昇中に売れれば1番、折り返してしまってもきちんとリカクで逃げられれば2番だ。

せっかく1番、2番の枠組みの中でトレードする権利を得たのに、それを静観することで3番、4番という枠に突入だ。すぐにロスカットが出来れば3番として事なきを得る。

しかしそんな判断を初心者にやれという方が酷だ。

結局行って来いチャートの完成orオーバーキルの悲劇となり4番となる。

初心者がよく嘆く言葉がある。

・ほぼ100%の確率で負ける
・毎回大負けになる
・勝てるわけがない気がする
それはそうだろう。4番のトレードに自然と吸い寄せられているのだから。

初心者は買値の練習で実損と機会損失の違いを学ぼう

実損と機会損失を明確に分ける。これは簡単なようで難しい。とても難しいのだ。

少し例を出そう。

次の1番と2番では、どちらが悔しいと感じるか

1.1500円で買ったら1450円まで一気に値下がりした
2.1500円で買おうと思ったら1501円で反発し1550円まで上昇した

いかがだろうか。1番は慌てることになるだろう。パニックになるだろう。しかしそれでも2番の方が人は悔しがる。読んでいる方も当てはまるのではないだろうか。

実損よりも儲けるチャンスをフイにしたことの方が人は悔しく感じるのだ。

言わずもがな2番は単なる機会損失であり、損害は一切出ていない。

しかしあと一歩だったという感覚が異常なまでに悔しさをかき立てる。

「いや、そんなことはない」という反論が聞こえてきそうだが、あと少しだったという感情は悔しさのレベルで表せばほぼMAXとも言えるほど大きいものなのだ。

  • 宝くじがあと1つの数字で大当たりするところだったらどうだろうか
  • 競馬にてハナ差で万馬券を取り逃したらどうだろうか
  • パチンコやスロットで負けた後、次の人がすぐ当たったらどう思うだろうか

かすりもせずに外れた方がよっぽどいいと思うのではないか。

あと少しだったという感情は強い上に尾を引く。非常に厄介な感情だ。

あと少しという感情から狂うトレード

株式投資においてあと少しだったという感情、それは買えずに上昇することを意味する。

こうなると次の機会には買値が甘くなるのは目に見えている。

「さっきのように買えないで上がってしまうのはもう嫌だ」

この感情で買い指値の精度が鈍る。もしくは成行買いでジャンピングキャッチになりかねない。人の感覚はすぐに狂ってしまうものだ。たった1つのきっかけで大きく狂う。

株式投資ではチャンスはいくらでもある。

宝くじや競馬とは全く違うのだ。

あと少しだったという感情は邪魔にしかならない。

機会損失を歓迎する心を持つ

機会損失上等、機会損失歓迎。このくらいの気持ちの余裕が欲しい。

機会損失は実損ではない。自分のお金がマイナスになったわけではないのだ。

ジャンボ宝くじのように次のチャンスが数か月後というわけではない。探せばチャンスなどいくらでも転がっているのだ。チャンスを見つけるためにもトレード環境は整えておきたい。

形から入るのはカッコ悪く感じるかも知れないが、デイトレは形から入るくらいでちょうどいい。とにかく早い段階でトレード環境を整え、チャンスを見つけられるようにしよう。

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そうすることで機会損失に対して寛容な精神が持てるようになるからだ。

買値を完璧にすればデイトレは理論上負けない

持ち越しをして数日以上のスパンで勝負する場合に必勝というわけではない。

しかしデイトレに関して言えば底値で買ってしまえば理論上負けない。

これは何も逆張りをして底値を捉えろと言っているわけではない。自分が買った時間以降における最安値を掴めばいいだけだ。順張りにおいても考え方は使えるだろう。

それが出来れば苦労はしない?その通りである。

そう簡単に出来ることではない。

だからこそ練習するのだ。その時間以降における最安値で買う練習をするのだ。

買値に拘る練習方法となる。これをすることで1番、2番の枠の中でトレード出来る回数は自然に増えていく。失敗しても大損になるケースが劇的に減る。

株価の流れを読む力もついていくことだろう。

こうして1つずつレベルアップすることで勝てるトレーダーへと近付く。

初心者がやるべきこと

初心者が一番心掛けることはまず生き残ることだ。

勝てるようになる前にまずは負けないトレーダーになることが大切となる。いきなり勝てるようになんてならないからだ。正しい努力を地道にするのがいい。

信用取引で自分の余力以上の勝負をするタイプの中には本当に電光石火のごとく退場する人もいる。再度仕事でお金を貯めて再参入してもすぐにまた退場だ。

株式市場で戦える知識と技術、そしてメンタルを身に付けてから大きな勝負をすればいい。

最初から全力で勝負をしてしまっては単なるカモになってしまう。

整理しよう。

・最初のうちは負けることを当たり前と考えて許容する
・買値に拘ることで負けない技術やロジックを学ぶ
・実損と機会損失の違いを理解し、機会損失を気にしないようにする
・実力がついてきたと感じたら勝負のギアを上げる

正しく地道に努力をしていけば勝てるようになる人も多い。デイトレーダー生存率が5~10%と言われる大きな理由は、勝てるようになる前に資金がパンクして退場するからだ。

そうならないためにも買値に拘り、負けないことに重点を置いて練習をしよう。

そうして勝てるためのロジックを積み上げていき、力を付けている間、練習期間のうちに資金がパンクしないよう気を付けよう。

まとめ

株取引において攻めの姿勢というのは後々物凄く重要になってくる。そのため、臆病なトレードばかりになってしまってはレベルダウンにもつながってしまう。

しかし初心者のうちに攻めの姿勢を貫くことは得策ではない。

ケースバイケースという言葉が最適だろうか。ある程度の実力が付くまでは我慢のトレードをしながら経験を積み、力がついたらアクセルを踏む思い切りの良さも養っていこう。

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しかしメール数が多く来るため、プライベートメールで登録するのはオススメしない。

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