スキャルピング手法を使って日当を出す|1ティックの重みを重視

スキャルピング手法というトレード手法がある。スキャルピングというのは皮をむくというような意味を持っている。これをデイトレードに当てはめれば薄皮をむくように1ティック、2ティックの利益を抜くことを表す。

ある意味では難易度は低く感じるものの、総合的に考えると非常に難易度が高い手法だ。

スキャルピング手法でトレードする目的

スキャルピング手法でトレードをする目的は薄利でいいからとにかく利益を出すことだ。

スキャルピングという手法は究極の薄利多売のトレード手法ということになる。

板を利用する人もいればチャートを利用する人もいるわけだが、とりわけ直近の板と歩値を頼りにトレードをする人が多い。そのトレード回数はデイトレーダーの中でもかなり多くなる。

1ティック、2ティックというリカクをメインとし、ロスカットも同幅ですることが大切だ。

ロスカットが遅れ、コツコツドカンとなればこのスキャルピングトレードで生き残るのは非常に難しい。感情を取り入れず、機械的なトレードを求められる。

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欲を出した瞬間にスキャルピング手法は崩壊する。

スキャルピング手法にとってAIアルゴリズムは強敵

AIアルゴリズムは何もサインが出た時、瞬間的に注文を入れられることだけが武器ではない。

人間の思考の裏を取りにくる技術を持っている。

1.すぐに2ティック上に売り注文を入れる
2.売り注文が1ティック下に一気に入る
3.諦めて1ティック下で売ろうと注文を変更する
4.自分の買値の位置へ売り注文が殺到する

このような経験はないだろうか。

こちらが売りたい意図を明確に感じ取り、その邪魔をするかのような注文を瞬時に入れてくる。また、この手の注文はこちらが取り消すことで消えることも多く、からかわれているような気分になる。

AIアルゴリズムの進化によって苦労するようになった手法の1つであることは間違いない。

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スキャルピング手法の難易度

スキャルピング手法の難易度はある意味で低い。

なぜなら毎回のように1~2ティックのリカクという小さな利益を狙っているからだ。その場合は含み益になった瞬間リカクされるような流れになり、ホールドすることでマイ転する心配もない。

欲を出さずにきちんとリカク出来る人間にとっては難易度も低い。

しかしながら日に日に進化するAIアルゴリズムとの戦いは容易ではない。

また、邪魔をされてイライラしてしまうようなことがあれば難易度はガラリと変わる。

スキャルピング手法の難しさ

ほんの少しの狂いが大きな狂いとなってしまうのがこのスキャルピング手法の難しさだ。

どうしても損大利小気味になってしまうのもこのスキャルピング手法の特徴だ。

どんなにうまくロスカットをしていても利益率よりも損失率の方が高くなってしまうだろう。

2連敗するようなことがあれば3~5連勝しないと取り返すことが出来ない。そういう時に果たして冷静に3~5連勝をいつも通り狙っていけるだろうか。焦らないで出来るだろうか。

筆者にはそれがなかなか出来ない。

どうしても1回で取り返してやろうという気持ちが出てきてしまい、さらなる悲劇を招く。

デイトレはメンタルと言われるように、どれほど上手なトレーダーであっても少しの狂いからどこまでも狂っていってしまう。薄利多売を狙ったスキャルピング手法だけに1回の狂いはなかなか修正が出来ない。

心を落ち着かせる時間もないくらいトレードすべきタイミングが訪れる。

まさに仕事という作業量になるだろう。

スキャルピングに向くのは順張りか逆張りか

順張り手法、逆張り手法でも説明したように、どちらの方が勝ちやすいかなどという議論をすることはナンセンスだ。人によってやりやすさが違ってくるからだ。

ありのままに特徴を考えることで自分にとってどちらが良いのか見極める必要がある。

順張りでのスキャルピングとなるとブレイクと言われるタイミングが最も狙い目だ。

厚い売り板があり、それを買いが崩しに行くタイミングだ。

多くの場合、このブレイクの瞬間に数ティック上に飛ぶ。1~2ティックで十分な利益と感じる手法にとっては余裕でリカク出来るタイミングとなるのだ。

では順張りが良いかと言えばそうとは限らない。

このブレイクはもちろん騙し、フェイクで行われることもある。

ブレイクしに行った瞬間売りが降ってくると1~2ティックのロスカットでは済まなくなる。

逆張りで見てみよう。

逆張り手法であれば瞬間的に売られ過ぎたものを拾い、即座に戻りを売れば1~2ティック抜くことは容易だ。周りより少し早く異変を察知し、先回りする形で仕込めばほぼ勝ち確定だ。

しかし逆張りでのデメリットと同様に、トレンドは下向きであることが危険を招く恐れもある。

イレギュラー的に売られたと思われた急落も、もしかしたら悪材料による投げ売りかも知れない。

イレギュラーから売りが売りを呼び、予想もしなかったとんでもない大暴落に発展することもある。

どちらの手法が有利であるかなどわかるはずもない。

余談だが筆者は逆張りの方を好む傾向にある。その理由は自分自身がロスカットの出来ない人間だと自覚しているからだ。ロスカットの出来ない人間が順張りをしてしまうと危険はさらに膨らむ。

結果的に逆張りにしか活路を見出せなかったのだ。

1~2ティック抜きを重視するスキャルピングだ。損大利小程度ならまだしも、損特大にならないよう気を付けることが精神面で考えても重要事項と言えるだろう。

まとめ

スキャルピング手法の魅力と危険についてご理解いただけただろうか。10連勝してもそこから2~3連敗するだけで収支がマイナスになってしまうこともしばしばあるスキャルピング。

いちいちショックを受けていたらキリがない。

順張り、逆張りについてきちんと復習し、どちらを使うか決めて欲しい。

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